初めてのインタビューで緊張していますが、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
現在の仕事について
まず、緑さんは現在3つを中心にお仕事をされていると思いますが、それぞれについて教えてください。
働き方としては個人事業主として活動しています。
分かりやすく言うと「フリーランス」です!仕事は業務委託契約または単発の案件がメインになりますが、主な所属先を3つご紹介しますね!
渋谷にあるRAYARD MIYASHITA PARK内に店舗をもつ「動作を鍛えるジム」です。ここでは、パフォーマンスコーチとしてファンクショナルトレーニングと呼ばれる身体機能を高めるトレーニングを提供しています。1セッション45分間で、私は週3日ほどセッションを担当しています。
GRIT NAITIONではセッションを担当するだけではなく、一般的な店長業務や様々なオペレーションの部分にも関わらせていただいています。表に立つトレーナーとして働きつつ、裏方の店舗運営の仕事もしているという感じです。
ちなみに、フリーランスなりたての頃から大変お世話になっている所属先で、いつもカッコイイ背中を見せてくれる社長と個性豊かなコーチ仲間のことが大好きで、出勤日じゃなくてもついつい立ち寄ってしまうような温かさがあります!
なるほど!店舗の運営などの部分にも携わっているのですね!
Victoriaは関東最大の草野球大会で約800チームがエントリーしており、1部から4部までのレベル別リーグと春/夏/秋のトーナメントを行っています。ここでは大会公式トレーナーとして活動させていただいています!
毎週違うチームの試合に大会本部の方が取材に行くので、そこに同行しています。つまり、チームではなく試合に帯同している感じです!
大体1日で2試合に帯同し、その試合前後にチームからの要望に合わせてウォーミングアップやクールダウン、トレーニング等を15分ずつくらい担当しています。
指導風景を動画に残してルーティン化してくれているチームもあって、時間以上のやりがいを感じています。
珍しい帯同の仕方ですね!
立ち上げの頃から関わらせて頂いている、月額制のストレッチ専門店です。世田谷エリアに2店舗あります。
ここでは技術顧問という形で、主にスキルアップやスタッフさんの育成に関わらせて頂いています。
営業時間中の空き時間に社員の方にマンツーマンで、指導をしたりフィードバックをしたりしています。新人の方だと、私のストレッチを受けてもらって再現してもらうということをしています。他にも「どういう風に育成をしていこうか」「どういう風に接客をしていこうか」というHOWの構築なども行っています。
ひとつずつ丁寧に説明していただきありがとうございます!
私はGRIT NAITIONのInstagramを見させて頂いていて、とてもかっこいいなと思っていました!6種類のセッションがあると思うのですが、緑さんはどのセッションを担当されているのですか?
ぜひ遊びに来て!!(笑)
私がよく担当しているのは、RESET/FORCE/SUPERです!
多くのジムは「私はヨガだけ受けます」みたいに出来る内容が限られているところが多いし、GRIT NAITIONにも「筋肉量を増やしたいから、直結しそうなこのプログラムだけ受けます!」みたいな方も来られます。
しかし、動作を鍛えるためには偏りなく複合的にいろんな要素をやる必要があるので、本当はいろいろ受けてもらいたいと思ってます。決して強度だけの話ではなくて、いろいろな動作を行う中で、様々な身体機能が高められていきます。
ありがとうございます!ぜひ行きたいです!
一番強度の高いSUPER(ハゲシク)ってすごそうだな、、、と思ったのですが、、
すごそうでしょ?(笑)
パワー発揮をするような短時間×高強度の種目をメインにプログラムを構成しているので、結構キツイと思います!ただハードに動くのではなく、正しいフォームや爆発的なパワーを保ったまま動く必要があるので中上級者向けです。
ただ、このSUPERが6つのプログラムの中で一番キツイか?と言われると感じ方は十人十色で。GRINDという心肺機能を高めるプログラムの方が心身ともにキツく感じたり、RESETという身体をリセットするような強度低めのプログラムで「地味にしんどい!」と言われることも多いです(笑)要するに、苦手なものが一番キツいと思います。
受けてみると、このあるある話がめちゃくちゃ面白いので、ぜひ受けてください!
仕事をするうえで大切にしていること
仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
ビジネス目線とお客様目線で、少し違うんだけど
ビジネス目線では「次に繋がるように」を心がけています。「仕事の報酬は仕事」という言葉もあるように、期待値を超える働きをしたいと思っています。
仕事をくださる人(その担当者の方や事務局の方)に「次もまた呼んでもらえるように」ということを大切にしています。
ありがたいことに繋がりからお仕事をいただくことが多いので、依頼された仕事だけで終わるのではなく、積極的にコミュニケーションをとっています。
逆に、お客様目線では、「出し惜しみをせずに、伝えられることを全部伝えること」を心がけています。
お客様との出会いは一期一会なので、目の前のクライアントさんや選手には「そのときのベストを尽くす」ことを大切にしています。
例えばパーソナルだと1回でも身体は変わるけど、続けた方が掛け算式にいろんな効果を引き出すことができます。
長期的なプランを作成するのは大切だけど、出し惜しみになってしまってはもったいない。技術も提案も評価もその時に自分が出来る最大限を発揮した結果、お客様から継続的に選んでいただけるトレーナーでありたいと思っています。
相反するようで本質は一緒なんだろうけど、こんな風に考えてます!
ストレッチを選んだ理由
就職活動で、ストレッチという仕事を選んだ理由は何ですか?
一言でいうと「強み」が欲しくてストレッチの会社に決めました。
もともとNSCAの資格がとれる専門学校に通っていて、ストレングスやコンディショニング系のトレーナーになりたいと思っていました。当時「スポーツ現場に出ること」や「女性としてずっとトレーナーを仕事にしていくこと」を考えたときに何か「強み」が必要だと思っていました。そこでストレングス・コンディショニングの世界はストレッチかトレーニングなので、そのどちらかを極めようと思いストレッチにしました。
トレーニングは嫌いではなかったけれど、直感的にストレッチを強みにする未来の方がワクワクしたのでストレッチに決めました。
そこで、どうやったらストレッチを「強み」にできるかを考えたときに、日本で一番ストレッチのトレーナーが多い会社に入ってトップをとれば、「ストレッチが強み」と言っていいんじゃないかなと思い、Dr.stretchの運営会社である株式会社FUBIC(現 株式会社nobitel)に入社しました。
みどりさんはその後、本当にトップになられたと思うのですが、結果を出すまでの原動力は何でしたか?
「ストレッチを強みにしたい」というのが最大の原動力でした。
実は会社には2年でやめると決めて入社しているんです。それ採用試験の過程でを隠すのは失礼だと思って、「自分にはこういうビジョンがあるから、そのためにストレッチを強みにしたい。その期限は自分の中で2年と決めています。」と役員面談でも正直にお伝えしました。
振り返ってみると、生意気でしかない就活生ですが、それでも入社させていただけたので本当に感謝しています。
入社後は宣言通り、「2年間でトップに」なるということを目標にしていました。
でも、いざ入ってみると自分の思う「トップ」の基準が不明確で、社内ランキングでも「指名件数の1位」「売上金額の1位」といった感じでたくさんの指標がありました。これらは月間ランキングだったので、「〇〇年〇月の〇〇部門1位」と言える人が沢山いることになってしまいます。
そんな中で、当時「スペイン選抜」と呼ばれるセレクションがあることを知りました。1000人位のトレーナーの中で、毎年5人くらいしか選ばれないセレクションで、過去に選ばれていたのは伝説レベルの凄い方々のみでした。
分かりやすくいうと、AKBでいうと神7みたいな感じです(笑)すごく高いレベルだけど、月間1位だけだとトップになったとは言い切れない気がして、トップをとるために入社しているから「やるしかない」「やらない理由がない」という感じでした。
なるほど!そのセレクションの続き、聞かせてください!!!
それから、心が折れなかったかも知りたいです!
入社2年目の年に「これが背水の陣」と思って挑戦しました。
定期的に折れるタイミングはありました。人間関係がうまくいかなかったときや、同期が月間ランキングなどで結果を出しているときなど要所要所で!
しかし、セレクションは別軸だと切り替えてできたので、選考過程で折れることはなかったです。
強いて言うなら、テスト会場にすごい人しかいなくて圧倒されました。面接も集団面接で4人だったのだけど、そのメンツが結構すごい人ばかりで、、歴が7,8年のマネージャーや店長のなかに入社2年目の社員がひとり混ざっているみたいな感じで、、
セレクションには30人くらいいたのですが、一緒に面接を受けた4人中3人がスペインに行っているので、一番すごい面接のグループだったと思います。
もう周りがすごくて圧倒されたし、周りが言っていることがすごすぎて、普通に「落ちた、、、」と思いましたね。選ばれたことは本当に奇跡、、、ですね。
余談ですが、セレクションの結果発表の順番=選考通過順位だったことをスペインで知り、「最年少の緑が1位だったんだよ」と言われて知りました(笑)
セレクション結果、社長のブログで発表されてたんです!(ちなみにこの記事)
ぶれない軸を持っている緑さんカッコいいです!
よく言われます(笑)自分は結構頑固だと思います。
その頑固さが信頼に変わることもあるし、何よりもそんな私を応援してくれる仲間が近くにいるから頑張れていると思っています。
2年でDr.stretchを退職してフリーランスとして働く形になったと思うのですが、フリーランスとしてどうやって仕事を得ているのですか?
結局2年では退職出来ませんでした。
会社のことが大好きになりすぎたのが最大の誤算で(笑)
2年目の12月にスペイン留学に行かせていただいて、すぐ3月末で辞めるってさすがに薄情すぎる思ったので、「あと1年はいよう」と思いました。
1年間は神7任期(笑)があるので、選抜メンバーとして駆け抜けようと心に決めました。
3年目は、店舗のトレーナーとしてだけでなく、とあるプロジェクトメンバーにお誘いをいただいて新しい店舗の立ち上げサポートをさせていただいたり、部活動やイベント会場でストレッチする機会をいただいたり、さまざまな活動に関わらせて頂きました。店舗の異動もこのタイミングでありました。
そして、4年目になりそろそろ次のステップに!と思い、正社員からアルバイトに契約変更をしてもらいました。Dr.stretchの選抜メンバーとして期待して貰っている中で、自らアルバイトに降りるというのは前代未聞だったので、たくさんの方と面談をしたのを覚えています。
アルバイトに降りると時間ができるので、週1、2回からGRIT NAITIONでコーチデビューを目指してクラスに通ったり、週末に少年野球のチーム(ボーイズリーグ)に帯同し始めたりしました。
これがフリーランスのはじまりですかね。
GRIT NAITIONは上京するきっかけにもなった友岡和彦さんがCPOを務めていらっしゃったつながりで知りました。
少年野球チームは、学生時代に、野球はやっていなかったけれど野球のトレーナーになりたかったので、福岡で野球の動作を教わっていたトレーナーさんに紹介していただきました。
そのトレーナーさんの知り合いがコーチをやっているチームに見学に行って、監督さんとお話をして「トレーナーさせてください」みたいな感じで始まったのが1歩目ですね。
人とのつながり
人との繋がりってやっぱり大切なんですね!
そうなんです!ちなみにVictoriaリーグはInstagramにDMが突然来て(笑)。
私がボーイズリーグの帯同に行っていることや、強みが欲しくてストレッチの会社に入ったことを知ってくださって、大会公式トレーナーを置きたいから1人目になってくれないかというDMがすごい長文で来ました。
メッセージが消えてしまったので今見ることはできないのですが、すごく長文で、しかもすごく丁寧でした。「人にお願いをするときはこうやってするんだ」というくらい素晴らしかったです。
その後、会ってお話を聞いて、「素晴らしすぎる!」と思ったので今関わらせて頂いています。
それだけ、いわゆる紹介ではないけれど、日頃の頑張りを見てくれたのは嬉しかったですね。
今、4年目になる専門学校の非常勤講師は、学生時代の先生が紹介してくださいました。
ストレッチ関係のトレーナー向けのセミナーや治療院向けのセミナーはわっきーさん(脇坂さん)やもりしーさん(森川さん)から頂いています。
We.stretchの技術顧問は、わりと大規模なトレーナー向けセミナーで司会をさせていただいたことがあり(笑)
その懇親会会場で紹介していただき、ちょうどストレッチ専門店を立ち上げようとしている代表と出会い、技術顧問のお話をいただきました。
私自身ストレッチ専門店の技術顧問や立ち上げをとてもやりたかったので「ぜひ!」という感じでやらせて頂くことになりました。
なので、私のフリーランスになってからの仕事はほぼほぼ紹介という形ですね。
失敗談
緑さんは仕事もできて、すごくいろんな事に取り組んでいると思うのですが、失敗談などはありますか?
めちゃくちゃあります(笑)
忘れもしないDr.stretch退職の翌日、全部業務委託契約のフリーランスっぽいフリーランスの初日に体調不良(過労)で救急車に運ばれました(笑)。
フリーランスになると当たり前ですが、誰も私の休みを気にしてくれません。会社員のころは週休2日が当たり前のようにあって、なんなら休みをとらないと怒られます。フリーランスだとだれも私の休みを気にしてくれないんです。秘書がいるわけでもないので。
仕事のスケジュールを詰め込みすぎて休養が疎かになり、体調を崩す人の話をよく聞きますが、私は最初にその大失敗をしました。
いきなり朝6時半の出勤に現れない。連絡もつかない。みたいな感じでめちゃくちゃ心配をかけました。
なので体調管理はすごく大事だなと思っています。もちろん急な体調不良が起こることは誰にでもあることだとは思うけれど、それを最初に経験できたのは大きかったなと思います。
体調管理って言葉で言うのは簡単だけど、めちゃくちゃ気を付けなければいけないんだなぁと思いました。
私も結構いろんなことやりすぎて、疲れて動けないことが多いので気を付けようと思います。緑さん流の体調管理のポイントってありますか?
「無理をしない」です。性格的に頑張りすぎることが多いので、基本的に手を抜こうと思っています(笑)
こんなことを言ったら「ゆとり」と叩かれそうだけど、「迷ったらやらない」です。例えば「眠いなぁ、でもこの資料作るのだけ頑張ろう」っていうのはよっぽど期限が迫っているものじゃない限りはやらないです。
「体調に余力があるからやろう」っていうときだったらいいんだけれど、そのままソファとかで作業をしたまま寝落ちとかしてしまうと睡眠の質は下がるし、アラームをかけ忘れて寝坊をしたら元も子もないので「自分のパフォーマンスが最大の時」に頑張ることが多いです。
すごくロングスリーパーなので、頻繁に昼寝をしているし、「本当に疲れたぁ」というときは1〜2時間寝て、仕事を始めて、爆速で終わらせたりしています。
私は、眠い時とお腹が空いているときは、本当に戦力外なので、体調管理にはこだわっています。
完璧主義者みたいにたまに言われるけれど、そうじゃないんです。不完全な状態だと何もできないので、良い状態で居たいなとは思っています。
とても参考になります!私は眠くても「やろう、、!」と無理に頑張って、全部微妙になってしまうことが多いので、、。
メリハリはすごく大事!
本当にここぞ!っていうときがしょっちゅうあるから、その「ここぞ!」っていうとき以外に無理をしないことが大事だと思います。
そうすれば、ここぞ!っていうときに頑張れるので、体力とか余力を浪費しない、無駄遣いしないことですね。ここぞ!っていうときに3徹できるくらい日頃から健康でいようと思っています(笑)
ありがとうございます!今日から実践します!
これからの展望
ではこれからの夢や展望はありますか?
悩ましいけれど、ひとつは女性トレーナーとしての最前線に立っていたいなぁと思います。
スポーツ現場にも出続けたいし、店舗運営とかもやっていきたいです。
私自身は人と関わることが好きで得意なので、人材育成などそういう部分にも関わって行きたいなぁと思います。
「トレーナーは稼げない」とか「女性トレーナーは現場に出られない」とか、都市伝説レベルにあるこの業界のネガティブなイメージを本当に変えたいなと思っています。
スポーツ業界を変えたいっていうよりも、トレーナーの価値を高めたい、トレーナーの可能性を高めたいなぁということを思っています。
その中で、ストレッチとかも、もうちょっと世の中にいいものとして認知されてもいいんだろうなぁとも思うし、パートナーストレッチとか、自分がいいなぁと思うものをもっと広めて行きたいと思います。
「ストレッチを文化にする」っていうのは前の会社のビジョンなのだけど、ずっと共感していて、それを言い続けています。
緑さんのSNSに「ストレッチを文化にする」と言うことが書いてあって、「ストレッチを文化にするのか、すごいなぁ」と思っていました。
「ストレッチを文化にする」っていうのは前の会社のビジョンで、ずっと共感しているので、それを言い続けています。
パートナーストレッチはトップアスリートとかは当たり前に受けているのだけれど、一般の人には、まだまだ浸透していない印象です。お金持ちで健康愛好家みたいな人でもパートナーストレッチを受けたことがない人は多いと思います。それはすごくもったいないと思っていて。
トレーニングとかって「大体1回でこのくらい変わる」っていう概念があると思うのですが、ストレッチはその概念を大きく上回るんです。なのでめちゃくちゃ感動された経験が多いです。
「それは緑さんだから出来るんでしょ」と同業者の方に言われたりするのですが、だったら「出来る人を増やしたいな」と思います。そういう思いでテキスト制作したり、セミナーをやっているので熱がられます(笑)
セルフストレッチも、「ストレッチポールが家にあるけど飾りになってます」という人も多いです。しかしこれももったいなくって、ストレッチは「身体にいいこと」では済まないくらい、「即効性がある」ので、肩こり・腰痛を「改善する&ならない身体作りをする」選択肢としてめちゃくちゃ有効な手段なんです。
ストレッチって地味な方だし、やってる感があるかと言われると分かりにくかったりもします。なので「ストレッチを文化に」ということろは掲げています。
ストーリーズで緑さんが生徒さんの「ストレッチポールの使い方が変わりました!」というストーリーズをシェアしていたのも、まさにそれだなぁと思いました!
結局、ストレッチポールとかが飾りになってしまうのは効果を感じていないからで、やることが目的になってしまうと意味がないと思います。やって満足ではなくて「やったら体が変わるからやろう」だったらみんなやると思うんです。
なので結構効果を実感してもらう、効果に気づいてもらうことは、トレーニングでもストレッチでもセッションを通じて大切にしています。
「やっている時間が楽しい」っていうエンタメではなくて、本当になんか「生きるためにご飯を食べる」みたいなテンションで「楽に生きるために体を動かす」ということろに持っていきたいなぁと思っています。
なかなか一般の方は自分で気づけるひとは少ないので、「これはこういう風に繋がっている」っていう効果を実感してもらうところまでは頑張っています。
もう1個「進化を楽しむ」というGRIT NAITIONのビジョンもプロフィールに書かれていると思うのですが、そちらの方はどうですか?
「進化を楽しむ」っていうのはGRIT NAITIONのビジョンとしてあるもので、「進化を楽しむ人を増やしたい」ということですね。GRIT NAITIONの「GRIT」は「やり抜く力」っていう意味なんです。「進化を楽しむ生き方をやり抜く」と私は解釈しています。
どうしても、挑戦するときとか、進化をしている途中は結構しんどいことが多いじゃないですか。だから、その変化を楽しむとか、進化をする過程さえも余すことなく楽しむ、みたいな人が増えたらもうちょっと前向きな世の中になるんじゃないかなぁと考えています。もっとこう人生を楽しみ尽くす、みたいな欲張りな人をある意味増やしたいし、欲張りであってほしいなという感じです。
と言ってる私は、欲張り人間だと思います(笑)
今もめっちゃ遊ぶし、めっちゃ働くしという感じなので、プライベートでも仕事でも「進化を楽しむ」を体現できていたらいいなぁと思います。
進化を楽しめる人ってすごく成長できると思うし、チャンスもつかんで「重い!」「プレッシャーだ」って感じるよりも、「どこまでできるか頑張ってみようかな」とか「新しい環境や新しい自分にワクワクする!」みたいな人が増えたらいいなぁと思います。
なにか挑戦が目の前にあるときに「うわ、どうしよう、、、」って挑戦できない人はたくさんいると思います。そこを超えられる人が増えたら世の中ってもっといいものになるんだろうなぁと思いました。
私たち(GRIT NAITION)はその「進化を楽しめない理由」みたいなものを取り除きたいと考えていて、例えば「孤独な時」とか。ひとりで挑戦するのは確かにしんどいので、グループセッションを行ったりしています。
自分との約束って正直守るの難しいし、私も守れないことだらけ(笑)ですが、「明日の朝一緒にジム行こう!」って友達と約束したら守れる確率高くなるじゃないですか!
GRIT NAITIONでは、進化を楽しむチャンスややり抜くコツを店舗の中に散りばめています。
プログラムも飽きないように曜日別になっていて、毎日受けてもオーバーワークにならないようなものになっています。全部HIITやってたら死んじゃうので(笑)
今のを聞いて、トレーニングのイメージが結構変わりました!
トレーニングをする。きつい。大変。みたいなイメージが私の中にはまだあって、「そうじゃないんだな」って思いました。
正しいことって楽しくないこと・地味なことも多いので、グループセッションをすることで「正しさ」の中に「楽しさ」も両立させることをしているのもGRIT NAITIONの強みです。
でも、こういうことってちゃんと喋らないと伝わらなくて、、、
だからハードルの高いすごくカッコいいジムって思われがちだけど、中身を開けてみると結構人間味溢れる感じのジムです。
もちろんカッコいいジムじゃないと通いたくなくなるので、GRIT NAITIONっていうブランドで「あそこに通っているから毎日元気なんだよ」っていう感じで「言いたくなるジム」でありたいです。
うわぁ、、素敵です!
では、緑さんの考える「楽しさ」ってなんですか?
楽しさか、、、。難しいな、、。
でも「続けたい」みたいなことなのかなと思います。
やっぱり人は楽しいことをやりたいし、楽しさって続けるために必要だと思います。
きついことだけやっていても続けられないですからね。「楽しいからトレーニングをしよう」「楽しいからストレッチをしよう」という風になったらいいかなぁと思います。
楽しさ、、いいですね!
やっぱり楽しいところに人は集まってくるだろうし、限られた人生だから楽しくないことが多いより、楽しいことが多い方がいいじゃないか。と思ってます。
これを読んでいる学生の皆様へ
「学生ブランド」をフル活用してください!
私は学生時代からつながりのある方からたくさん仕事をいただいています。
私は社会人8年目になるので、人数で言うと社会人になってから出会っている人の割合の方が学生時代に出会った人より多いと思います。
しかし、お仕事をいただいているのは学生時代に出会った方が多い気がしていて。何もできない頃から知ってくださっているからかとても可愛がってくださったり、知り合って10年とかの方もいるので、10年間一度も途切れていない1個の信頼があるんです。スポーツ業界にずっといるという実績みたいなものですかね。
それって出会ってすぐになかなか作るのが難しいので、自分の感性が豊かな若いうちに、いろんな人に会って、一流に触れて、「こういう大人になりたいな」を見つけて、その人と接触しようとするというのは、学生時代に動いていた人の特権だと思います。
もちろん、学生でもすごく生意気だったらチャンスは来ないと思います。
でも、学生という時点で、無条件に可能性を秘めているから、あとはそれを生かすも殺すも自分次第だと思います。
学生って本当に可愛がられることが多いので、学生ブランドをフルに使ってください!
、、、だって私戻りたいですから、学生時代に(笑)
私も学生ブランドをフル活用していきたいと思います!
緑さん、今日は本当にありがとうございました。1時間のインタビューだったのですが、もう何時間話したんだろう、、と思うくらい濃いお話が聞けて、とても嬉しかったです!
こちらこそありがとうございました。
私はこう見えて、講演みたいにひとりでずっと話すのが苦手なので、こういうインタビュー形式は私の良さを出せる形だったのでありがたかったです。
始めはとても緊張していたのですが、みどりさんがたくさんお話してくださって本当に楽しかったです。ぜひまたお話聞かせてください!
今日はありがとうございました!
古里 緑( Midori Furusato)
・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
・コアバランスストレッチ認定トレーナー(CBST)
・GRIT NATION Performance Coach & Studio Manager
・草野球大会Victoria League公式トレーナー
・月額制ストレッチ専門店We. Stretch技術顧問
・専門学校・セミナー講師
ストレッチ専門店「Dr.stretch」に2015年新卒で入社。入社1年目で新人賞・役員賞をW受賞し、入社2年目は1000人以上の中で数人のみの選抜トレーナーに最年少で選出され、最年少でスペイン研修へ選抜される。
現在はその強みを活かして、フリーランスのコンディショニングコーチとして活動している。
「ストレッチを文化にする」 というビジョンを掲げ、各方面からパートナーストレッチ・セルフストレッチを普及させるため尽力している。